生殖医療を受ける患者さんの高年齢化は顕著であり、特に39~42歳を中心とする不妊患者層においては、子宮筋腫・子宮腺筋症が治療成績や治療選択そのものに大きな影響を及ぼすようになっています。私は1992年以来、東京大学において腹腔鏡手術を導入し、低侵襲手術の臨床に携わってきました。また、日本産婦人科内視鏡学会を通じて、その安全性と普及にも取り組んできました。その経験を踏まえ、手術に代わりうる、より低侵襲な治療選択肢の必要性を常に意識してきました。
近年、アジアからヨーロッパにかけて、子宮筋腫・子宮腺筋症に対する高密度焦点式超音波治療(HIFU)が普及しつつあり、不妊症例においても一定の臨床成績が報告されています。一方で、日本では制度上の制約から、十分に検討される機会が限られてきました。
「大きな傷から小さな傷へ、そして傷のない治療へ」という医療の流れを、安全性と節度を保った形で日本の産婦人科医療に位置づけるべきと考え、このたび杉山産婦人科の協力のもと、HIFU治療を導入する体制を整えました。
適応判断、周術期管理、合併症への備えを含め、紹介いただく先生方にご不安を抱かせない体制構築を最優先としています。適応判断に迷われる症例や、画像評価の段階でのご相談がございましたら、まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。
堤 治
USガイド下高密度焦点式超音波治療 (Ultrasound-guided High-Intensity Focused Ultrasound:USgHIFU)は、 体外から照射した集束超音波エネルギーを標的病変内の焦点に集束させ、限局的な熱凝固壊死を誘導する非侵襲的治療技術です。
QRコードからLINEにご登録ください。質問票の内容をもとに、HIFU治療をご検討いただけそうかどうかを確認し、1週間以内にご連絡します。
※まずはご自身の状態がHIFUの対象になりそうか、気軽にチェックするための窓口です。
来院をご案内する場合、以下の資料を郵送にてご提出いただきます。
・MRI画像のCDROM(必須)
・紹介状/血液検査結果(お持ちの場合)
※MRIは治療適応判断に必要です。ない場合、事前相談は行えません。
堤治医師が、提出資料をもとに来院時の診察内容や流れをご説明します。
※最終的な診断・治療判断は来院時に行います。
実際の治療環境で超音波検査を行い、筋腫の位置や周囲臓器との関係を確認します。(この日に治療は行いません)。内容にご納得いただいた場合、治療日を決定します。
体調を確認したうえで、HIFU治療を行います。