子宮筋腫・腺筋症の治療は、「大きな傷」から「小さな傷」へと進化してきました。
そして今、お腹を切らない治療〈HIFU〉という選択肢があります。
日本の腹腔鏡手術の草創期から東京大学教授・山王病院院長として低侵襲治療を牽引してきた堤 治が、中心となってHIFUの診療・治療に携わります。
杉山産婦人科HIFU室 堤治
お腹を切らず、体への負担を抑えた治療法です。
入院は不要で、治療後は当日ご帰宅いただけます。
すべての方に適応があるわけではありません。MRI検査をもとに、医師が治療の可否を慎重に判断します。
自費診療(保険適応外)になります。
※治療が可能かどうかは、検査結果により判断します。
※最終的な判断は、医師が行います。
HIFU(ハイフ)は、 体の外から超音波をあて、そのエネルギーを必要な場所だけに集中させて、 子宮筋腫や子宮腺筋症の病変部分を治療する方法です。
仕組みは虫眼鏡で太陽の光を一転に集めるのに、似ています。(図1) 治療の際に、お腹を切ったり、子宮に針を刺したりすることはありません。 お腹の下から超音波を当てるだけで治療を行います。
そのため、体への負担が比較的少ない治療方法とされており、従来の手術と比べて回復が早く、日常生活に戻るまでの時間が短いことが利点の一つとして挙げられます。
うつ伏せに寝ていただいてお腹の下から子宮筋腫を超音波でピンポイントに治療します。日帰りで治療可能です。
受付後、点滴などの準備を行います。
点滴による鎮静(※胃カメラ検査と同程度)を行い、うたた寝しているような状態で治療を行います。
※治療時間は約30分〜2時間です。
治療後はリカバリールームで2〜3時間ほど安静にお休みいただきます。
※治療当日はご自身での運転はお控えください。
治療中は、点滴による鎮痛薬・鎮静薬を使用しながら行います。
多くの方は「違和感」や「軽い痛み」程度で治療を受けられていますが、感じ方には個人差があります。
治療中は医師・看護師が状態を確認しながら進めますのでご安心ください。
治療後すぐに筋腫が消失するわけではありません。
HIFU治療後、数か月から1年ほどかけて筋腫は徐々に縮小していきます。
その縮小に伴い、症状も徐々に改善していくことが多いです。
はい、あります。
粘膜下筋腫は子宮内腔に突出しているため、HIFU治療には一般的に不向きと考えられています。
筋腫の位置や状態によって適応が異なるため、詳しくは画像検査をもとに判断します。
筋腫の大きさによっては、HIFUが適さない場合があります。
非常に大きな筋腫では、手術治療をお勧めすることがあります。
最適な治療法は筋腫の大きさ・位置・症状によって異なるため、医師とご相談ください。
筋腫の個数・大きさ・位置によって判断が異なります。
場合によっては一部のみを治療対象とすることもあります。
詳しくは医師が検査結果をもとにご説明します。
子宮筋腫は体質やホルモンの影響で発生するため、新たな筋腫ができる可能性はあります。
ただし、HIFU治療を行ったこと自体が再発の原因になるわけではありません。
条件を満たせば、再施術が可能な場合もあります。
筋腫の状態や体への影響を考慮して判断しますので、医師にご相談ください。
治療後は子宮の回復を確認するため、通常2〜3か月ほど経過をみてからの妊娠をお勧めしています。
妊娠を希望される場合は、治療前後に医師とよくご相談ください。
HIFU治療は、医師チームで診療・施術を行います。そのうえで、堤 治 が責任医師として診療方針を統括し、治療に関与します。患者さんの状態に応じて、適切な医師が対応しますのでご安心ください。